CHANGE
アメリカ大統領選挙は、佳境に入り、世論調査では、民主党オバマ候補が圧勝のようである。CHANGE はオバマ氏の選挙スローガンである。
変化、変革。閉塞した事態を打開するために、求められるのはCHANGEだ。
サブプライムローン問題に端を発する、未曾有の経済危機は、保守的なものを破壊しようとしている。変化どころではない。アメリカで住宅価格が上がり続けると信じられていたが、日本でも不動産に対する盲目の信頼という形で保守的な思想として綿々と存在している。バブルの崩壊によって、崩れ去ったとはいえ、一定の年齢に達したら自己所有の住居を有することは信用の第一歩であることには変わりなかった。
今回の経済危機は、この概念まで完全に崩壊させてしまうのではないだろうか?少子高齢化が進んでいるので、住宅需要は減少傾向にある。今回の経済崩壊は、そうした中高年世代の個人資産を根本的に崩壊させる。35年ローンで、35歳から70歳まで払い続けるという仮定の中には、途中で売却するというシナリオも入っていると思われるが、60歳定年時に売却してもローン残債が残るという事態が起こりうるのである。
銀行は、自己資本比率という箍によって身動きが取れなくなる。国の資本を入れたところで、彼らの考えは変わらない。つまらないITは、彼らの中にも少しは残っていたかもしれない志を奪ったかもしれない。そのシステムから今出てくる数字は、惨憺たるものであろう。そうした数字が大量に見えているなかで、思想、志を求めることのほうが酷な話しだ。そうした、マイナスがマイナスの連鎖を呼んでいる。
残念ながら、数値以外の情報を分析する情報技術は、まだ発展途上だといえる。結局は数値化することによってしか判断を加えることができない。インターネットに分散する知識情報を取り扱う手法は、数値化するのをできるだけ遅くしている、最終段階でのみ行っている方向性をもっていると思われる。
未だ、漠然としているが、計算機から生まれた、情報技術も転換期を迎えているのではないだろうか。
ただし、変革を求めない保守的なポジションにこだわるものには、参加できる世界はないかもしれない。
最終更新日: $Date: 2008-11-02 16:36:59+09 $






