グラフィCMSとは何か
CMSとは、Contents Management System の略です。しかし、この言葉は非常に幅広く使われています。そもそも、コンピュータ上で情報を管理するシステムはすべて、CMS だと言っても確かに間違いではありません。
Blog に代表される簡単に Web で情報発信ができるというシステムも CMS ですし、非常に大規模な Web サイトで、大人数でサイト全体を制作、管理する場合に、作成、変更などの権限を詳細に管理するために使われるものもあります。 グラフィCMSでは、最終的にはこの両者の機能を目指しています。
簡単に情報発信をできるという点は、Wiki を踏襲しています。Wikiは、Wikipedia で使われている MediaWiki に代表されるシステムです。グラフィCMSの基本ドキュメントの記述は、htmlではなく、この簡易的な記法を採用しています。グラフィCMSでは、ディレクトリ構造を持つことができますが、ディレクトリ構造を使わない限り、MediaWiki と同じように使用することができます。リンクの作成方法は、Wiki と同様に行うことができます。
情報の管理という面では、複数のユーザに対して、各ファイルの読み書き、公開について細かな権限を設定することができます。
さらにMediaWiki にはないディレクトリ構造を持っています。そのため、名前の参照においては同一ディレクトリ内では、Wiki同様の指定ができますが、異なるディレクトリの名前はディレクトリを明示的に指定しなければなりません。しかし、一般的な情報管理においては、同姓同名的な名前の扱いを行う点では有利に働きます。たとえば、植物の名前等では同じ品種名が違う植物に存在します。たとえば、ロココという名前を持つチューリップとバラがあります。これは、バラ/ロココとチューリップ/ロココのように区別できます。
グラフィCMSでは、Wiki や Blog のシステムで多く行われているような、コンテンツ自体をデータベース内に格納する方法を採用していません。名前や、プロパティ、メタデータ、インデックス情報はデータベースに格納されていますが、コンテンツ本体はデータベースには格納せず、UNIXのファイルシステム上の普通のファイルとして存在しています。これによって、どのようなファイルであっても、大容量の画像や、映像データをも高速に扱うことができます。グラフィCMSは、OSを一体化した、CMS専用システムとして設計されています。
ディレクトリ構造の管理は、エクスプローラーライクな、ツリービューで行うようになっています。これは、Yahoo User Interface ライブラリを使って実現しており、この中で、ファイルのアップロード、ダウンロード、コピーや移動ができるようになっています。
ファイルの参照については、ワイルドカード指定を行うことができます。htmlには、ファイル管理という概念はありませんから、すべてのファイル名を明示的に書かなければなりません。グラフィCMSでは、ファイルを参照する場面では(たとえば、Image や、Include)、 Windows 同様の * や ? によって複数のファイル名にマッチさせ、それを昇順、降順で並べることができます。写真を並べるような場合では、1行だけの表記でページを作ることができます。
[[Image::*.JPG|photo|##582828|200px]]
上記の例では、この1行だけで写真を並べています。
さらに Blog, Wiki タイプの CMS にはない機能としては、html をサブツリーとして、格納して扱うことができるということです。これは、PCベースの Webオーサリングツール(たとえば、Dreamweaver など)で作成した Web をツリーの下へアップロードすることで、利用し、リンクを張って Web として統合できます。既存の html をそのまま利用することができるというわけです。
格納されているコンテンツの管理としては、ツリービューのほかに、メディアブラウザがあります。メディアブラウザでは、すべてのコンテンツを縦覧できるものです。各ファイルは、メタデータを抽出してデータベース化されており、作成日、変更日のほか、デジタルカメラで撮影したデータであれば、JPG ファイルに含まれる EXIF データのうち主要なものを取り扱い、抽出、ソート、検索が可能になっています。
最終更新日: $Date: 2008-11-14 20:48:37+09 $






