なぜグラフィCMSなのか

Webは、ブラウザが、htmlで書かれたファイルをネットワーク経由で取得して、解析し、必要な画像ファイルなどを取得し、表示します。

その表示は、ブラウザが html を解釈して行うことなので、ブラウザの利用者の環境、どんなブラウザを使うか、どんなパソコン、OSを使うか、画面の大きさ、解像度はどうなのか、ブラウザのウインドウはどんなように開いているのか、表示している文字の大きさをどう設定しているのか、さまざまな要素によって異なります。

したがって、ページを作った人が作った時に見たものと同じものが見えるわけではありません。Web はそういうものであるということを理解すべきです。

ところが、一般に PC 上で、ワードプロセッシングなど、編集を行うソフトウエアは見たままのものが手に入る (What you see is what you get, WYSIWYG)というものが、ほとんどです。そのため、PC上で Web ページの作成をするソフトウエアも多くの場合、この形態をとっています。

しかし、Graphy CMSでは、WYSIWYGでの編集ではなく、Wiki形式の簡易的なマークアップ言語形式を採用しています。これは、ブラウザ経由でサーバ側のソフトウエアで完全な WYSIWYG を実現することが難しいということもありますが、Webというソフトウエアシステムが、htmlというマークアップ言語を使っていて、最初に書いたように、作り手の見たものと受けての見たものが違うために、見出し、箇条書きという形式を意識するほうが望ましいと考えているからです。また、このマークアップ方式は、ソフトウエアで読み取って、さまざまな表示に変換することができるメリットもあります。現在の Web では、スタイルシートという技法を用いることによって、デザイン要素と、内容をほとんど分離することができます。たとえば、箇条書き形式で書いたものを、2段組みに変化させたりすることができます。

さらに、グラフィCMSでは、CMSのマークアップ言語だけで書かれたものは、TeXに変換して、きれいな印刷イメージを得ることもできるようにしています。これは、Newsgraphy というプレスリリース配信サービスで使っています。

このように、マークアップ言語で書いたほうが、ソフトウエアフィルタや、スタイルシートによって表示を変化させられるというメリットがあるので、積極的にこれを採用しています。

最終更新日: $Date: 2008-11-14 20:52:12+09 $

Copyright (c) 2008-2010 by Shin Yoshimura. All rights reserved.