ホスティングシステムとしてのグラフィCMS

グラフィCMSは、Wiki 型簡易記法によるページ作成機能を付加した、バーチャルドメイン型ホスティングシステムと言い換えることもできます。

通常のホスティングシステムは、ある場所(サーバ、ディレクトリ)を割り当て、そこにWebサーバ名(サイト名)を付けて、アクセスできるようにします。たとえば、http://www.sample.com というような名前のサーバを作ってもらい、システム管理者から指示された場所に、ftp などで html ファイルなどをアップロードします。

グラフィCMSでは、このサイト名が先に決まっていて、そこにコンテンツをアップロードするという考え方を全く反対にして、コンテンツを先につくり、そのコンテンツにサイト名を付けて Web サーバを作るという管理形態を実現することにしました。

グラフィCMS の編集画面では、左にツリービューが表示されています。ここではエクスプローラーライクなインターフェースでディレクトリ構造が示されています。これは、通常のファイルシステムと全く同じです。唯一の違いは、グラフィCMSではフォルダ(ディレクトリ)が、フォルダとしての役割しか果たさないというわけではなく、それ自身をCMSドキュメントに出来るということです。これはあたかも、封筒の表面に文字を書いているようなものです。中に何が入っているかを記述して、その中に写真を収納しておくというようなイメージになります。

ただし、グラフィCMSに他のオーサリングツールなどで作成した Web サイトをアップロードして管理する場合には単なるディレクトリになります。

さて、ホスティングシステムでは、アップロードするとそれがサイトとして見えるようになります。しかし、グラフィCMSでは、そうなりません。「公開」というプロセスを経て、始めて Web サイトになります。

「公開」作業は、トップページになるドキュメントを表示した状態で、「公開」のアイコンをクリックします。トップページのドキュメントが html である場合も同様に、その html ファイルを表示した状態(CMSの編集フレーム内に表示されます)で、公開作業をします。

そうすると、どういうホスト名、ドメイン名で公開するかを設定する画面があらわれます。ドメイン名はあらかじめシステムに設定しておく必要がありますが、複数のドメインを管理することができますので、公開時のサイト名は、任意のホスト名+選択したドメイン名という形になります。たとえば、example.jp というドメイン名を選択して、album というホスト名を付けた場合、http://album.example.jp というサイトが生成されます。

このときには、システム的には DNS の設定、http サーバのバーチャルホストの設定などが同時に行われます。通常のホスティングシステムでは、この部分が管理者によってあらかじめ行われていて、コンテンツを指定の場所にアップロードするということを求められるわけです。

グラフィCMSでは、DNS の設定機能と、バーチャルホストの設定を自動化することで発想の転換を図っています。DNS の設定については、これ以外の設定も、GUI で細かくできるようにしていますので、そのドメインをグラフィCMS以外の目的でも使用することも自由のできる機能を提供しています。

最終更新日: $Date: 2008-11-16 18:04:34+09 $

Copyright (c) 2008-2010 by Shin Yoshimura. All rights reserved.