簡単な記述と柔軟なデザイン
CSS (Cascading Style Sheet) は、文書の構造とデザインを分離して記述することを実現する為に提唱された「スタイルシート」の、具体的な仕様の一つです。CMS での Web コンテンツ作成では、この CSS を最大に活用し、デザイン表現を行います。また、一般のオーサリングツールよりも、スタイルシートの理念である構造と体裁の分離を実現しやすいともいえます。
できるだけ簡単な記述で、さまざまなデザインを実現する必要があります。見出しの文字の大きさ、色、装飾などは簡単なケースですが、テーブル、段組、ボックスなども Wiki の記法で記述したものに CSS を適用して、表現できるようにする必要があります。
Graphy CMS で作成したさまざまな Web サイトにその表現のサンプルを見てとれます。
基本的なデザイン要素は、タイトル部分、メニュー、サイドバーの配置です。この部分は複数のページに対して同じものが表示されるようにするための工夫も必要になります。配置やデザインは CSS で、サイドバーやメニューについては、メニューバーの要素として、ヘッダ、右、左、フッターの内容を記述し、選択するようにしています。
次に、本文(ボディ)部分のデザインですが、もっとも変化が大きくなるのは、箇条書きの表現です。段組、テーブル、ボックス型のデザインは、すべて箇条書きの表記にスタイルシートを当てはめて表現したものです。
ただし、CSS で多彩な表現ができる代わりに CSS の作成は、html コンテンツの中の、div や、class の名前と連携して作成しなければならず、なかなか簡単にはできないものです。また、プログラミング言語のように論理構造を持っているわけではなく、指示の羅列なので、人が作成したものを読んで理解するのもかなり困難です。さらに、式(パラメータによって数値を代入し、演算を行うなど)を記述することができず、数値を指示する部分は、都度、数値を書かなければなりません。
そのため、Blogサービスなどでは、多数のスタイルシートを用意してユーザが選べるようになっています。グラフィCMSではこれらのサービスと異なるのは、各ページに別々のスタイルシートを適用することができるということです。ただし、これができるということは逆にサイト全体としての統一感をだしつつ、さまざまなデザインでページを作るためには、各ページ用の CSS を自分で全部用意しなければならないということです。
私たちは、自分たちで使うために、一斉に色を代えるツールとかを作って使ってきましたが、現在、CSSを簡単に生成するデザインウイザードの開発を進めており、サービスの一部として提供する予定です。デザイン要素を選び、長さや幅などの数値を指定すると関連する場所の数値等を計算、調整して、CSS ファイルを生成するようなものです。最終的な形はまだやや流動的ですが、これによりかなり自由に好みのページデザインに近づけるのではないかと思っています。
最終更新日: $Date: 2008-11-29 16:51:34+09 $






