It's really desktop !

Microsoft が VISTA をリリースした時に感じたことが、次期プラットホームでより具体的に実現しようとしている。Windows 7 や Azure で現実になってきたと思う。

VISTA が登場したとき、講演等の機会に「普通の人は早く VISTA を使ったほうがいい」と言ってきた。その時に思っていたことは、Microsoft は、Windows を Oparating System として考えているのではなく、"Real Desktop" を目指していると思ったからだ。

会社で業務に利用している場合には、OS としての機能を期待されているので、その上で特定のアプリケーションが動作することが重要であり、XP からアップグレードできないという理由は、一定の範囲でやむをえない。Microsoft が、OS ベンダーであるとすれば、バックワードコンパチビリティを完全に保証していないというのは欠陥である。

しかし、VISTA のリリースは、OS ベンダーであることから離れようとしている兆しを感じさせるには十分だったと思う。OSとしての、バックワードコンパチビリティを重視するアプリケーションベンダーは、早く Windows から離れたほうが賢明だろう。新しい世界のプラットホームとしての可能性のほうがはるかに大きい。

Microsoft いや、ビル・ゲイツなのか?その方向性の原点は、Real Desktopだ。机の上にパソコンが乗っかっているのではない。従来、机の上でしてきた仕事を、パソコンによって、Virtual な机の上を実現して、作業環境を提供しようとしているのだ。たぶん、これがビル・ゲイツの最初の理想の姿じゃないだろうか。

CES で、タッチパネル式のテーブルディスプレイでデモをして見せたことは、これをわかりやすく具象する行為だろう。

しかし、Virtual Desktop は広さの制約もないし、書類を積み上げたからといって、下になっている書類を発掘しようとしたときに、なだれを起こすような苦労はない。

従来のアプリケーションに対しては、データ、情報を扱えればよく、思想の異なるプログラムをデスクトップのパーツにできるならともかくとして、中核として継続して使えるようにすることを優先してなど、全く考えていないだろう。

そして、その中に、その先に広がるインターネットの世界をデスクトップ環境として統合しようとしているだろう。そう考えるとき、Microsoft の情報流通に対する戦略が見えてくると思われる。

個々の細かいソフトウエアのバックワードコンパチビリティにもはやこだわっていてはいけないだろう。手のひらの上で満足しているのか、机の上に挑戦するのか。

ちなみに私は大きな机が好きである。

最終更新日: $Date: 2009-01-17 09:07:39+09 $

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