RipgateASPサービス

日本語ファイル名の扱い

2006年9月から、RipGate ASP サービスが正式に始まりました。試用サービスとどう違うかですが、有料サービスですので、課金、管理関係が強化されたのは当然ですが、それ以外にもこの間いくつかのバグの修正が行われました。

その中でやはり問題だったのは、日本語の扱いです。電子メールでは、日本語(というより、non-ascii character) の扱いが3種類あります。本文(ボディ)中での日本語(これは、ISO-2022-JP という方式です)と、ヘッダでの日本語(いわゆる MIME ヘッダといわれるもの)、そして添付ファイルのファイル名(マルチパート部分のファイル名)の日本語です。それぞれが、Windows, Mac, UNIX 系システムでコード体系が異なるものですが、電子メールとして交換されるときには決められたエンコーディングをしなければなりません。これは、電子メールシステムのバックワードコンパチビリティの中で、どんなシステムにおいても影響を受けずに中継をされることを保障するために必要です。

本文中で、いわゆる半角カナを使ってはいけないというのは、よく知られたことですが、かつては Subject や From などのヘッダでは日本語を使うことを許されていませんでした。英文や、ローマ字書きをしていました。しかし、当時の NIFTY-Serve とインターネットの間で電子メールの交換を実現するためには、ヘッダに日本語を含めないといけないということで、当時決まったばかりの、MIME ヘッダの普及が一気に進みました。

今回問題になったのは、添付ファイルの日本語ファイル名です。これについては、ずいぶん前に RFC2231 で決まっているのですが、実際には実装は進んでいるわけではありません。

http://www.emaillab.org/essay/japanese-filename.html

に詳しく書かれていますが、ヘッダと同じ、MIME エンコーディングを行っているものもあります。また微妙な解釈が異なっていることがあり、メールソフト(MUA)によってさまざまな実装がありました。RipGate では、これらについてとりあえずできるだけ多くの現実の実装に対応することを行いました。

ただし、完全に世の中にあるすべてのソフトウエア、すべてのバージョンに対応できているわけではないので、まだトラブルがあるかもしれません。現状では、RipGate に限らず、もっとも確実に送るには、残念ながら、ファイル名には日本語を使わないことなのです。

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