R010-作る人、育てる人(余談)
ぶらっと立ち寄ったホームセンターのガーデニングコーナーの店頭で、若い女性2人が、ミリオンベルの見本鉢を、これを売ってほしいと交渉していた。お店の年配の男性は、「これは見本で、こちらの苗を買って行って、植えるとこうなる」と説明をしていたが、笑いながら女性たちは、交渉している。別の店員にも話をして確認していたが、売らないということで、女性たちは帰っていった。たしかに、植えたところで、日当たりを確保して、水やりをちゃんとしないと見本のようにはならない。
最近のできごとでこうしたことがとても気になる。花屋の店頭には、きれいに咲きそろった花が売っている。鉢花にしても切り花にしても盛りのちょっと前くらいの花がいっぱい並んでいる。一方、ガーデニングショップにいけば、苗や種、球根などもところせましと売っている。ガーデニングショップでも商品として並ぶものは、小さなポット苗であっても花をつけているものが多い。先日のNHKの趣味の園芸で、たしかネメシアだったと思うが、買ってきて大き目の鉢に植え替えたら、花を全部切るという話をしていた。一旦切り戻すと、分枝をして一か月くらいすると立派な株立ちになるという話だ。
ものを作るとか、育てるということは、気の長い、手間のかかる話だ。今は、ちょっとお金を払えばきれいな完成品を買うことができる。しかし、育てたり、作ったりして、そこに到達したときにはさらにすばらしいものが得られると思う。女性の行動だけでなく、世の中には、小さな種や、苗から育てることや、自分で作ることをする人としない人がいるようで、しない人はともかく買ってきてならべて、満足するようだ。
それだけではすまないと思うのだが、気にしすぎだろうか。






