上場後のプレッシャー
上場した後は、市場で日々刻々と株価が変わる。株価は、外部環境にも左右されるので、業績と関係ないところでも変わるので、日々、一喜一憂していてもしょうがない。IR的には、「役員全員、株価の動向には注視しております」というのが決まり文句になるが、じゃあ株価を上げるにはどうしたらいいか。当然、業績を向上させるしかない。Mothers は、高成長性を期待する市場であるから、利益水準だけではなく、売上高の増加も必要とされる。
しかし、この業界、なにしろ価格下落が激しく、会社としての規模が大きくなったわりに売上が大きくなっていないということが起こる。機器の調達コストも技術も向上しているので、扱うサービス量、データ量は急速に増えていっている。しかし、売上が伸びない。なんとか利益水準を落とさないように努力するのだが、価格競争の荒波で、これも危うくなる。
当然、新しいサービスの開発に取り組まなければならないのだが、ここで技術系の提案は財務系から疑問視される。当然、新規の研究開発投資はマイナス要因であるし、結果が出るまでの時間を考えると年のオーダである。これを短縮するのが、M&Aということなのだが、まあ、上場という問題が、いかに財務畑の人間の技の結集になるかということの表れのようなものだろう。
地道な開発は、必要とされるが、すぐには結果が現れない。しかし、株価はすぐに結果を出すことを要求する。多くの企業がこれに苦しみながら、これを乗り越えていったのだと思う。しかし、ライブドア事件がMEXを飲み込んでしまうことになった。






